2014年07月17日

ゴジラ(1984)

当直明け、「かつや」でロースカツ定食を食べた後、家に帰って録画していた『ゴジラ(1984)』を観る。


子供の頃、主にテレビでゴジラシリーズは散々観たが、所謂「VSモノ」になってからは、ゴジラは人間の味方になっていた。
この1984年版の「ゴジラ」は、原点に帰って、人間にとっての恐怖、悪役としてのゴジラになっている。

昔、公開後に何年か経ってテレビ放映されたものを観たので、今回は20数年振りに観た事になる。
今、改めて観ると、当時の印象と変わりなく、少し物足りない。
一生懸命に製作されているとは思うが、怪獣特撮シリーズが製作されなくなって年月が経っている事と、当時の日本映画界そのものが低調だった事が反映されている。

特撮自体も、手作りのミニチュアや光学合成が主流の時代から、コンピューター(CG等)が普及する谷間の時代で、平成ゴジラシリーズと比べてしまうと、中途半端な印象は否めない。

但し、この1984年のゴジラがあったから、後の平成シリーズも生まれたわけで、そういう意味では価値のある作品だ。

また米ソ冷戦構造が過去になり、東日本大震災後の今、原発を破壊し炉心からエネルギーを吸収して、人間の街を破壊するゴジラというのは、製作当時とは違った問題を投げ掛けて来る。

ゴジラに、「日本人の良心を見た」というのは言い過ぎだろうか。


ゴジラ(1984年度作品) [60周年記念版] [DVD] -
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2014年05月31日

黒部の太陽

本日、公休。
息子は、いつものように午前中は中学校の部活で、午後は地域の卓球クラブ。
娘は、上履きを洗ったり、妻と図書館に行ったり。
自分は、久し振りにのんびりと、昼寝をしたり、録画していた「黒部の太陽」を観たりして過ごす。

「黒部の太陽」は色々な事があって、暫く観る事が出来ない映画だった。
漸く最近になって、リマスター版を劇場上映したり、DVDが発売されたりして、観られるようになった。
古い映画とは思えない迫力ある映像で、黒部に挑んだ男達と、五社協定に挑んだ三船敏郎と石原裕次郎の心意気が重なり、見応えのある映画になっている。
三船敏郎の存在感は圧倒的だし、まるでドキュメンタリーのようなカメラワークも効果を発している。
今になってみると、図とナレーションによる工程の解説も資料的価値があるし、映画全盛時代を過ぎた独立プロの製作で、よくこんな豪華な映像が創れたと感嘆する。

我々が子供の頃は、黒部の話はもちろん、丹那トンネルで多くの犠牲者が出た事も、訓話的によく聞かされていた。
今は、教科書にも載っていないだろう。

黒部ダムに限らず、多くの犠牲の元に、様々なインフラを整備した事の是非は、いずれ歴史が答えを明らかにすると思うが、今の我々の暮しが、これらの犠牲になった人々の上に成り立っている事は確かだ。

偉大なる過去の日本人に、感謝したい。


黒部の太陽 [通常版] [DVD] -
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2014年05月12日

日本海大海戦

本日、公休。
やらなければいけない事が幾つかあるが、映画を観たり音楽を聴いたりして過ごしてしまう。

先ずは、1969年の映画「日本海大海戦」を観る。
最近の戦争映画の場合、個人の感情をテーマにした作品が殆どだが、この頃の映画は、未だ実際に戦争体験がある人達が多かったせいか、国家の為に戦った姿を描写している。
個人の感情に照らして考えてしまえば、戦争は悪で、死ぬのは嫌だというのが当たり前だ。
然し、あの時代、国家の存亡をかけて戦わなければならない世界情勢の中で、「国家」というよりは、「日本の国民」の為に、尊い命を捧げた人達がいた事を忘れてはいけない。

現在では、「国家のため〜」などと言うと、偏った思想の持ち主のように非難される事もあるが、自分が生まれ育った国を想うのは当たり前の事だ。
今の我々の暮らしがあるのも、日本の国があればこそ。
今こうして、我々が平和に暮らしていられるのも、幕末以降の幾度の国家の危機に際し、命を懸けて戦った大勢の人達がいたからこそだ。

もちろん戦争には負の側面もあるし、勝者が正義なわけではない。
ただ、この映画で描かれる旅順攻略の場面などで、203高地に広がる戦死者の群れを観ると、深い感謝の念を禁じ得ない。
日本の国家安泰の為に戦った先人達に、心から合掌。


日本海大海戦【期間限定プライス版】 [DVD] / 三船敏郎, 加山雄三, 仲代達矢, 松本幸四郎 (出演); 丸山誠治, 円谷英二 (監督)


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2014年03月20日

涙そうそう

今日も、会議の合い間に頼まれ仕事的なモノをこなし、夕方に漸く予定した仕事をする。
帰りが少し遅くなり、子供達も先に寝てしまったので、録画していた映画「涙そうそう」を見る。

森山良子さんのヒット曲「涙そうそう」をモチーフに作った映画という事で、大体みんなが予想するような内容の映画でありました。
良くも悪くも、お涙頂戴映画ではあるのですが、思っていたよりは良い映画でした。

先ず、主演の兄妹役の妻夫木聡さんと長澤まさみさんが良かったし、沖縄のロケで素敵なショットがいくつかありました。
特に、妻夫木さん演じるお兄ちゃんが、市場や街中を原付で走り回る所などは沖縄の雰囲気が映っていたし、居酒屋や自分の店の開店パーティーの場面などは、ちょっとドキュメンタリー的な撮り方でリアリティがあった。

それぞれの台詞も、巧みな役者さんばかりなので、嘘っぽく聞こえる所も無く、自然な感じでした。
それだけに、もう少し引きの演出で、カメラ自体も引いて、侯孝賢監督のような画面作りをしたら、傑作になった可能性もあったのではと惜しまれる。
但し、後半の妹が島に帰ってからの件は、もっと厳しく描かないと傑作にはならない。
お兄ちゃんが病院に運ばれた辺りからの流れは、あまりにも予定調和的で、この辺りをもっと淡々と進めて行かないと、映画に深みが生まれない。
しかし、多くの観客は、予定調和で涙を振り絞って欲しいという人達だろうから、製る側もその事をある程度分かって演出しているだろうとすると、それはそれで勇気ある演出なのか。

前半の子供時代の場面をもっと少なくして、大人になってから再会し一緒に暮らし始めた兄妹の関係を濃密に見せた方が、後半の別れがより深く心に響いたと思う。

それにしても、長澤まさみさんが、あんなに可愛いとは思わなかった。
今までは、名前と顔を知っているといった程度でしたが、この「涙そうそう」では、とにかく光ってる。
長澤まさみあっての映画と言っても良いくらい、魅力が全開に溢れている映画でした。



すべての人の心へ -映画 涙そうそう 兄ィニィと過ごした日々- [DVD] / 妻夫木聡, 長澤まさみ, 麻生久美子, 塚本高史, 中村達也 (出演)




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2014年01月27日

あなたは私の婿になる

目下の所、最大の、唯一の不満は、子供と過ごす時間が少ないこと。
何とか働く時間を短くしたいと思っているが、なかなかままならない。

今日も娘は早く寝てしまい、息子は自分の部屋で好きな事をしている様子。

風呂上りに、録画していた番組でも見ようとテレビを点けると、「あなたは私の婿になる」という映画を放映していて、結局最後まで観てしまった。
先日、観た「ベガスの恋に勝つルール」と似たタイプの映画で、何かの事情により結婚(婚約)した男女が、本当の愛に目覚めるロマンティックコメディ。

ハリウッド映画は、「ベガスの恋に勝つルール」と同様に、この手の映画がとても上手で、要所々々楽しませてくれた後に、ホロリとさせてくれる。
脚本がきちんと書けているのは当然だが、映像の作り込み方にも感心する。

「あなたは私の婿になる」では、アラスカに行ってからのシーンに見所が多いし、サンドラ・ブロックの演技も素晴らしい。(アラスカの場面は、マサチューセッツで撮影したらしい)

サンドラ・ブロックは、格別の美人という容姿ではないが、どこか人を魅き付けるチャーミングな芝居をする。
昔、サンドラ・ブロックが世に出始めた頃、ソンドラ・ロックと勘違いしていて、「クリント・イーストウッドの奥さん、頑張ってんなァ」と思った記憶がある。
何となく演じる役どころも似ているし。「ガントレット」と「スピード」とか。

とか思いながら、最後にホロリとさせられた「あなたは私の婿になる」でした。

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2010年08月27日

「男はつらいよ」の日

8月27日は、「男はつらいよ」の日だそうです。

第1作が公開された日だそうで。


第1作 男はつらいよ HDリマスター版 [DVD]



昔は、「男はつらいよ」シリーズも随分観ましたが、

渥美清さんが亡くなる5年位前から、観るのが辛くなって、

“寅さん”から遠ざかってしまいました。


初めの頃は、自分が子供だった事もあって、

“寅さんって、バカだなァ”なんて笑ってみていたのですが、

何十本も観ていると、段々と寅さんやさくらさんが、

まるで自分の身内のように感じて来て、

笑う事より泣く事の方が多くなって…。


また渥美清さんが亡くなる5年位前からの最後の数本は、

渥美さんの顔が、死んだような能面のような表情で、

てっきり、“もう渥美清さんは、寅さんを演じるのが嫌なんだな”と思っていました。

でも亡くなってから、それは病気のせいだったのだと分かりましたが。


ただ演じるのが辛いというのは当たっていたわけで、

そういう“寅さん”=渥美清さんを観るのが辛く、

最後の数本は未だに観ていません。





ラベル:男はつらいよ
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2009年08月16日

メル・ギブソンの『パトリオット』

メル・ギブソン主演の『パトリオット』を観た。

パトリオット [DVD]

『パトリオット』は、アメリカの南北戦争を描いた、2000年の映画。
監督は、「インディペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒ。

このところ時節柄、戦争に関する本やテレビを見る機会が多い。

昨夜、テレビで「硫黄島からの手紙」を観た。

硫黄島からの手紙 [DVD]

監督のクリント・イーストウッドは、俳優としても監督としても一流だと思うし、個人的にも大好きだ。
この「硫黄島からの手紙」も、よく出来ていると思う。
本来ならば、日本で製作しなければいけない作品を、”よくぞ製ってくれた”と思う。

けれど、多少の違和感があった。

それは、登場人物の”言葉使い”と”顔つき”だ。

出演されていた俳優さん達は、渡辺謙さんをはじめ、二宮和也さん、中村獅童さん、伊原剛志さん、その他のみなさんも、とても素晴らしい演技だった。

ただ、あの時代の日本に、二宮さんのような”顔つき”の人はいなかったと思う。
”話し言葉”の中にも、”今の言い方”と思える所があった。
”映像”の面では、くすんだブルーの画面が、あの時代の感じをよく表現していた。
しかし、やはり”言葉”に関しては、監督にとって”外国語”であるという事に限界があったように思う。

”これは、あの戦争の映画ではない”

そんな思いが沸いて来る。
史実は描いているけれども、感触が違う。
もちろん作品として感動はしたけれど、日本が行ったあの戦争ではない。
そんな印象だ。

私は、実際に戦争を体験したわけではない。
けれども、昔たくさん観た戦争映画―実際に戦地に行った人々が製った映画―や、今はもう死んでしまった伯父の中国戦線での話しや、上野や浅草で見た、手足のない軍服を着た人が物乞いする姿から感じる、”戦争”の空気みたいなものが、「硫黄島からの手紙」には無かった。

そんな欲求不満があって、今日、『パトリオット』を観た。

『パトリオット』も、アメリカ人から見れば、これは本当の南北戦争を描いていない、と思う部分もあるのかもしれない。

でもそこは、日本人なので、何も気にせず、映画そのものを楽しむ事が出来る。

『パトリオット』は以前、たまたまテレビ放映されているのを目にして、とても気に入って、DVDを購入した。

その時も、観るつもりもなく、”今日は何の映画かな”とタイトルも何も知らずにチャンネルを合わせてみただけだった。
冒頭のメル・ギブソンの独白から、少しずつ引き込まれ、英国軍の敵役:ジェイソン・アイザックスが登場して来る頃には、かなり映画の中に入っていた。

ジェイソン・アイザックスは、「ハリーポッター」でのマルフォイの父親役で有名だ。
「ハリーポッター」同様、ここでも実に嫌らしい悪役を、これ以上にない演技で披露している。

このジェイソン・アイザックスが悪役振りを発揮する辺りから、俄然この映画が面白くなって来る。

『パトリオット』では、南北戦争の様子を、ハリウッドお得意のエンターテイメント性たっぷりに見せながら、家族を、故郷を守る為に戦いながらも失っていってしまう哀しみを、上手に描いている。

二人の子供を持つ親としては、メル・ギブソンが子供達を守ろうと必死になる姿に、涙、涙、涙の嵐。
メル・ギブソン演じるマーチンの、哀しみや怒りが、まるで自分の事のように感じられる。

もし自分が、子供もいなくて、結婚もしていなかったら、こんなにまでは感じる事はなかっただろうなァ。

胸を熱くするほど愛する人がいる、というのは、本当に幸せな事だ。

もうすぐ子供達が帰って来る。
早く会いたいな。
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